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ゾロ医薬品   ~ジェネリック医薬品~

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 今朝、たまたまテレビのチャンネルを変えていたら、『はなまる』で、後期高齢者医療のつながりで、ジェネリック医薬品に関しての特集?をやっていた。

前から気になっているのだが、特に高橋英樹の出てくるCMで『同じ成分、同じ効き目』というあのフレーズ。
 あれにはどうにも納得できない。
 ジェネリック医薬品というのは、昔はいわゆる『ゾロ』と呼ばれていたものである。


 特許が切れれば薬剤は他メーカーでも生産できるので、安い値段で薬が作れる
→ 医療費が抑えられる。という構図で厚生労働省が、医療費抑制のために普及させようと躍起になり、今年の4月の改訂で、これまでは
・ ジェネリックを処方する時に、医師のサインが必要であったものを、
・ ジェネリックを処方してはいけない時に、医師のサインが必要、と処方箋の様式を変えました。
  こうしておくと、仮に、医師のサインがなければ、薬剤師が自動的にジェネリックを使用することができるようになるのである。
●柳徹△の人形を持って、『じぇねりっくぅぅぅ~っ!』などとやらなくても良くなる、というわけだ。
 しかし、ジェネリックというのは、確かに効能を発揮する成分は分かっているけれども、実際に製法や、効能にあたる成分以外の添加された薬剤などの詳細までもまったく同じコピー製品、というわけではない
つまり、例えて言うならば、
 カレーライスには、牛肉にんじんジャガイモという具が入っているということが分かったとしても、
ご飯は魚沼産なのかタイ米なのか、にんじんはどこのなんていう品種か、ジャガイモもメイクイーンだか、男爵芋だか知らないが、どこの品種か。ルーを溶かすは水道水か、六甲の水なのか。
そういった情報まではジェネリックメーカーは知らないはずだし、先発メーカーもそこまで教える筋合いもないわけである。

 百歩譲って、それすらも一緒だとして...。
私がよく説明に使うのは、料理の鉄人のスタジオセットのように、99ショップでまったく同じものを揃えて来たとして、もしも私と鉄人 道場六三郎が作り比べたら、もしくは鉄人坂井と作り比べたら、鉄人 陳とつくり比べたら...。同じ食材を使っているのだからまったく同じものが出来る、といことになるだろうか...?ということである。
 これは一例を挙げれば、私が知っている例で、以前、ジェネリックがまだ『ゾロ』と呼ばれていた時代。薬価が安いので、ゾロを積極的に使っていた医療機関で、どうしても治療効果がないので、そのゾロのオリジナル薬を処方されたところ、今度はすごく良く効いた!と(患者さん本人はゾロと同じ薬のオリジナルとは知らない)患者さんが感動していた、という話を聞いたことがあるが、そういう例も存在する、ということである。
 買い物には勿論値段も大きい要素だが、自分の体を治すもの。自分の体に入るもの。
 病院に気軽に受診することを出来なくする制度は積極的に推し進めてでも、道路は作り続けていくお役人と政治屋さん達が勧めること。我々は彼らが流す一方的な情報を鵜呑みにせず、『安物買いの銭失い』にならないように、気をつけることも必要な気がします。勿論、安くても自分の体にあっているなら言うことないですが...。
 そういう意味では、まずオリジナルを飲んでみて、次にジェネリックに変更してみて、例えば血圧の下がり具合が違う、とか痛みの抑えられ方が違う、とか自分でその効果の違いが分からないなら、
ジェネリックに変更すれば良いのではないだろうか。そうすれば、効果も担保されながら医療費も安く済むことになる。
 厚生労働省のお役人さんも、どうしてもジェネリック医薬品を普及させたいのであれば、患者がジェネリックを選んだ時点で、
処方薬の合併症に対する責任や、効果の有無に対して、医師の責任を問うのではなく、当該ジェネリックを処方した薬剤師の責任を問うように法律を変更すれば
山ほどあるジェネリックのどれを、どう変更して処方されたかも分からないのに、いつ患者から、その薬に対する合併症などで訴えられるかも!?と医師が戦々恐々として、ジェネリックは認めない。なんてことにもならないのではないでしょうか...。
 ぜひとも厚生労働省の偉いお役人さんや、政治屋さんにご意見をお聞きしたいものです。
ちなみに私は、自分が処方される場合、絶対にジェネリックは処方して欲しくありません。名の通った企業でも時折、薬の問題が生じるのですから、ジェネリック製薬会社、何をか言わんや...。


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