正論と思う。
【本文一部抜粋】
不正受給者の中には、暴力団員など、さまざまな人がおり、訪問で怒鳴り散らされ、時にはケガを負うこともある。
現に、小田原では、カッターで切りつけられた職員もいる。
つまり、このジャンパーは、不正受給に対して敢然と立ち向かおうとする職員たちが、お互いを助け合い、気持ちを鼓舞(こぶ)するためにつくったものだろうと想像する。
膨張する社会保障費は、今や32兆円を超え、国家予算の33%を占めている。
小田原の職員たちが、生活保護制度の真の価値を実現するために頑張っていることに対して私たち納税者は拍手を送りたいと思う。
だが、その思いは、新聞には通じない。これは〈人権侵害にあたる〉と、「単純正義」を大上段に振りかざすのだ。
しかし、この問題に対してネットの反応が、ほとんど「職員よ、負けるな」というものだったことが興味深かった。「偽善」と「単純正義」が新聞を滅ぼす、とは、言い過ぎだろうか。