「今後どうしたらいいのか」って、戸籍姓を使えば良いだけの話でしょうに…
日経新聞から
行政書士の小国香織さん(41)は結婚で改姓したが、日常生活や仕事で結婚前の「小国」姓を使っている。
遺言状の作成など公的書類に署名する際は戸籍姓を使う必要があり、依頼人から驚かれることもあるという。
「政治でもダメ、司法に訴えてもダメだった。今後どうしたらいいのか」と堅い表情を浮かべた。結婚で夫婦同姓を義務付けた民法750条の規定を「合憲」とした16日の最高裁判決後、原告と弁護士らが東京都内で記者会見し、「夫婦別姓が認められず、とても残念」と一様に無念さをにじませた。原告の1人、行政書士の小国香織さん(41)は結婚で改姓したが、日常生活や仕事で結婚前の「小国」姓を使っている。遺言状の作成など公的書類に...
そもそも何で仕事場で旧姓を使い続けるの?って話だと思うんですが…。先にクライアントに説明してないのも問題だと思うし...。
周りに国家資格を持った人間が多数いますが、女性は結婚したら、普通に旦那の姓に変えてるのが殆どというか、それしか見たことありません。まぁ、たまには旦那が嫁さんの姓になってるんでしょうが…。
姓が変わっても国家資格は本人の能力を担保しているし、そもそも、その人間の能力が苗字が変わったくらいで変わるわけもないのは自明。自分の姓への執着だけで、子供たちが振り回されたりするのは如何なものかと思いますね。
近くの国では女性だけ旧姓の国もあるようですが、日本は少なくとも明治の時代より前から今のような形式であり、それが一つの伝統にもなっていると思います。
家族のアイデンティティを姓が同じであることに感じている人間だっている訳で、姓が変わるデメリットもあるからこそ配偶者控除などのメリットもあるわけで、
自分は好きな苗字でいたいので古くからの伝統なんて古臭い!、結婚のデメリットは無しにしたい!、税制のメリットなどだけは享受したい!、って、そんな虫のいい話があるわけないと思います。
そりゃまぁ、どっかの国の人間がこの国に蔓延って生保とか不正に享受してる例が五万どころか何十万もあるので、まっとうな日本人が色んなメリットを享受したい!と要望するくらいはは駄目なことではないのかもしれませんが...。
ともあれ仕事場での不便さの話であれば、既に通称が使えるわけで、結婚制度のメリットを無理くり享受しなくても仕事の方では、それで十分そのメリットを享受されていると思うんですが..。メリットの方が大きいからこそ頑なに旧姓を用いられているんだろうし...。
しかしまぁ個人の利益享受要求だけでこの国の長年の伝統を無視して制度を変更しようなんて、いつから日本人?はこんなに図々しくなったのでしょうか...。